川勝知事が田代ダム案の前提条件修正案を通知!順序が違うのでは?協議会で賛同を得る前に諮るべきことだったのでは???
リニア中央新幹線の開業の遅れが確実になる中、JR東海は可能な限り早期の開業を目指すと新社長が言明した。
JR東海がことをうまく進めようにも最大の障壁になっているのが静岡県の川勝知事だ。今度はJR東海に対して田代ダム案の協議を行う前提条件の修正案をJR側に通知した。
川勝知事の姿勢を見ていると自称するリニア推進派の面影は微塵もない。
これ以上、我国の国家的プロジェクトが川勝知事の手によって遅れることがあってはならない。
今度は前提条件の修正案を突きつけた川勝知事
JR東海が開業を目指すリニア中央新幹線。各工区で工事が進んでいるが、1工区だけ着工できていない。それが静岡工区だ。静岡工区の着工の遅れにより、当初の予定から開業が遅れることが決定的になっている。
そんな中、新たなにJR東海の社長に就任した丹羽社長が就任後初の記者会見に臨み、可能な限り早期の開業を目指すことを表明している。
4月6日、JR東海の丹羽俊介新社長が、就任後初めての会見に臨んだ。注目のリニア中央新幹線について「できるだけ早期に開業させたい」と意気込みを語った。
(中略)
丹羽俊介社長:
リニア中央新幹線計画、これは言うまでもなく我が社にとって、我が国にとってと申し上げたいと思いますが、重要なプロジェクトであると思っています。できるだけ早期に、できるだけ早く開業させたい
国家的プロジェクトであるリニア中央新幹線。それが静岡県の川勝知事ただ1人の手によって遅延しているのは理解に苦しむ。そんな遅延の原因を作り出している川勝知事だが、ここにきて新たな動きを見せている。
3月に開かれた会合で、流域市町はJR東海が田代ダムを管理する東京電力側と協議を始めることを了承したものの、静岡県は協議を始める前提条件の表現について「修正が必要」と指摘していました。
そして静岡県と流域市町は前提条件の修正案をとりまとめ、14日JR東海に通知しました。
修正案には田代ダムの取水を抑制する期間について、「トンネル湧水が県外へ流出している期間」と明記されたほか、想定外の場合は流域市町などとJRが協議することなども盛り込まれています。
(出典 静岡県)
田代ダム案について東電と協議に入る前提条件の修正を通知したというのだ。この前提条件の修正を受け入れれば、大きく事態は好転することにもなる。JR東海の丹羽社長は、修正案の文言の意味を確認した上で動くことを表明している。(参考)
しかし、だ。流域自治体が東電側との協議開始に賛同した後に、文言の修正とは手順がおかしいのではないか。
事態が好転しそうになると次の条件を突きつける川勝知事の政治手法に県民は理解を示すのか。
自称リニア推進派の川勝知事。自称ではなく自他ともに認める推進派になってもらいたい。