沖縄県庁、与那国島の有事想定の工事要請に対し、「需要」に課題があるとして大難色!有事の話をしているのがわかっていますか??お得意の“命宝”はどうした?!
石垣島に新たな駐屯地が開設され、南西諸島防衛の空白域が埋まる形になった。空白域こそ埋まったが整備する点はまだまだある。
その整備するべき点として与那国町が訴えるのが空港の整備だ。有事の際に島民を島外に避難させるために滑走路の延長と港湾の整備を要望したのだ。
住民の避難のために必要なまっとうな要望だと思うが、沖縄県はまさかの理由で難色を示したというのだ。その理由とは「需要」だ。
有事に備えるための要望に「需要」を理由に難色を示す沖縄県。有事の際に県民を避難させる気はないのか。
与那国町の要望を「需要」を理由に拒否する沖縄県庁!!
覇権主義的な動きを見せ続け、我国、そして台湾に圧力をかけ続けている中国。我国をはじめ、各国が有事に備える対応を取っている。緊迫した情勢の中、動いた自治体がある。それが与那国町だ。
有事の際に島民を島外に避難させるためのインフラの整備を沖縄県に要望したのだ。
要請書によると「台湾有事」などの非常事態を想定して、有事の際には、国民保護の観点から島外へ島民を避難させるインフラ施設の拡充が必要と明記。現在2千メートルの空港滑走路を西へ500メートル拡張して2500メートルにするほか、島の北側にある祖納港に代わり、南側の町比川に港湾を整備することを求めた。
県側は、土木建築部の前川智宏部長と企画部の金城敦部長が対応した。糸数町長は、インフラ整備のほか、台湾との定期航路の実現に向けた支援も要請した。
(出典 沖縄県)
住民の避難経路の確保が重要であることは間違いない。空路そして海路で避難経路を確保しようとしている与那国町。この要望に対して驚くべき対応をとったのが要望を受けた沖縄県だ。
難色を示したとされているが、その理由が驚くべきものだった。
沖縄県与那国町の糸数健一町長が17日、沖縄県庁を訪れ、与那国空港の滑走路延長と新たな港湾の整備などを県幹部に要請した。県側は、滑走路延長と港湾の整備いずれも需要に課題があるとして実現に難色を示した。
なんとだ。要望書には有事の際の島民の島外避難の為のインフラ施設の拡充と明記されているのも関わらず、需要という言葉を持ち出して難色を示しているというのだ。
有事の話をしているのに需要を理由に持ち出すとはどういう考えをしているのか。
沖縄県庁は、県民の安全を守る気がないのか、それとも緊迫する国際情勢、東アジア情勢をわかっていないのかのどっちかだ。
言うまでもなく、台湾有事が起きた場合に最も近くに位置するのは沖縄県庁だ。沖縄県庁には中国の脅威をしっかり認識し、万が一に備えるということを学んでいただきたい。