蓮舫氏が泉代表と執行部を批判「所属議員の声を泉氏が聞くべきだ」「執行部の姿勢に納得できない」
1月に、昨年夏の参議院選挙で立憲民主党の支持が広がらなかったのは泉代表の発信力に問題があったと批判した蓮舫議員だが、衆参補欠選挙で立憲民主党が一議席も獲得できなかったことに対してまたも執行部批判を行った。
蓮舫氏は自身のツイッターに「両院議員懇談会を開き、所属議員の声を泉氏が聞くべきだ」「総括さえも悠長な執行部の姿勢に納得できない」と書き込んだ。
立憲民主党の蓮舫参院議員は26日、衆参補欠選挙での立民候補全敗を受け、泉健太代表ら執行部の対応を批判した。自身のツイッターで「両院議員懇談会を開き、所属議員の声を泉氏が聞くべきだ」と指摘。「総括さえも悠長な執行部の姿勢に納得できない」と主張した。
参院大分選挙区で自民党候補に僅差で敗れた吉田忠智氏が、26日の参院議員総会に出席し「自分の力不足」と陳謝したと紹介。「違うと思う。党の勢い、支えが足りなかった。候補者の問題だけで終わらせられない」と強調した。
安住淳国対委員長は党会合で「執行部として大変責任がある。国民の評価をどう改善するか、重要局面に来ている」と言及。「深刻さを共有し、心してかからないと、さらに厳しい立場に追い込まれる」と危機感を示した。
現職だった吉田ただともさんは退路を断っての補選挑戦。
昨夏の比例票伸び悩みで参議院議席を失った有田芳生さんの山口4区での挑戦。
共に結果に繋がりませんでした。政治と金の不祥事による千葉補選も。
その総括さえも悠長な党執行部の姿勢に納得ができないと申し上げ続けています。回答待ちです https://t.co/20rzBhGB13
— 蓮舫💙💛RENHO🇯🇵 (@renho_sha) April 26, 2023
25日に行われた党の常任理事会では、執行部の責任を問う声は上がらなかったようだが、所属議員すべてに広げると執行部に不満を持っている議員が多いということだろうか。
立憲民主党は25日、衆参五つの補欠選挙後初めて幹部が集まる常任幹事会で、公認候補を擁立した3補選で全敗に終わった結果を議論した。全議員の意見を聴く場を設けるよう求める意見が出た一方、泉健太代表ら党執行部の責任を問う声は上がらなかった。
ネット上では代表就任へのアピールなのではないかという憶測があがっている。まぁ蓮舫氏の怒りも理解できる。もし、所属議員から不満の声が出ていたとするのなら、その声も聞かずに、岡田克也幹事長が早々に泉代表や執行部の責任を否定してしまったのだから、所属議員としてはたまったものではない。ましてや参院選の惨敗後の惨敗だけに蓮舫氏の怒りも相当たまっていたのだろうと察する。
下手をすると衆院解散を前に、党内が内部分裂して、内ゲバで選挙度どころではなくなるかもしれない。このところマスコミも次の代表について、野田佳彦元総理や枝野幸男前代表の名を上げ始めた。
立憲民主党は野党共闘を主張しているが、それよりもまずは党内をまとめることに苦労しそうだ。