立憲議員「うな丼大臣は即刻、更迭してもらいたい」⇒維新・音喜多氏「食事は誰でもする。苦言を呈するくらいなら理解できても…」

谷国家公安委員長が岸田総理の演説先での爆発事件発生の連絡を受けたあとも、うな丼はしっかり食べたと発言したことについて、立憲民主党の宮口治子参議院議員が２６日の参議院本会議で「G7広島サミットを前に、事件に対する危機感も緊張感も感じない人物に要人警護や警備の責任を担わせてよいのか。『うな丼大臣』は即刻、更迭してもらいたい」と主張したが、岸田総理は「谷大臣は出張先で事件の報告を受け、必要な指示や情報収集を行いながら用務を継続した。引き続き職務にあたってもらいたい」と更迭を否定した。（参考）

岸田総理大臣の演説先での爆発事件をめぐり、谷国家公安委員長が事件発生の連絡を受けたあとも、うなぎ丼はしっかり食べたと発言したことについて、野党側が更迭を求めたのに対し、岸田総理大臣は必要な指示は行っていたとして拒否しました。https://t.co/4d4qT5rHHr#nhk_video pic.twitter.com/P8ursmHB4Y

— NHKニュース (@nhk_news) April 26, 2023

パーティーでのウケ狙いとのことらしいが、確かに冗談にしてもセンスが無さすぎる軽率な発言だ。しかし、この発言だけで更迭を求めるのもいかがなものか。うな丼に夢中で職務を疎かにしたという話なら更迭を求めてもいいかとは思うが、岸田総理は仕事はしっかり行っていたと述べている。立憲基準でいえば「注意」が妥当では？「サル発言」を巡る立憲民主党の対応以降、むやみに辞任や更迭を迫るのは控えるかと思いきや、そうではないらしい。立憲民主党は相変わらず健在だ。

日本維新の会の音喜多駿政調会長は「ウケ狙いで発した内容として軽率だと思いますが、食事は誰でもする。苦言は呈すくらいなら理解できても、本会議上で辞任まで求めるほどのことではまったくない。こんなナンセンスな追及をやっていては、野党に対する期待は萎むばかり」と苦言を呈した。

ウケ狙いで発した内容として軽率だと思いますが、食事は誰でもする。苦言は呈すくらいなら理解できても、本会議上で辞任まで求めるほどのことではまったくない。こんなナンセンスな追及をやっていては、野党に対する期待は萎むばかり。https://t.co/ysNVZNpULz

— 音喜多 駿（日本維新の会 政調会長・参議院議員） (@otokita) April 26, 2023

食事は誰もがするもので、たまたまうな丼を食べる時だったという話だ。これが議員会館のランチだったらこれほど問題視しただろうか。

それよりも国会の場で「うな丼大臣」などと奇妙なレッテルを張る行為こそ糾弾されるべきではないだろうか。