【衆参5補選】時事通信、立憲と共産は「「サル」と「除名」で自滅したように見える」
衆参5補選で、立憲民主党と日本共産党は1議席も獲得できなかったことに対して、時事通信は「「サル」と「除名」で自滅したように見える」と分析。
衆参5補選が4月23日に投開票され、立憲民主党は候補者を擁立した3選挙区で全敗した。一方、共産党は党勢の回復がかかった統一地方選で、議席を大幅に減らした。立民は小西洋之参院議員のいわゆる「サル発言」が、共産は党首公選などを唱えた党員2人の除名が、それぞれ影響した可能性は否定できない。「サル」と「除名」で自滅したように見える。
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おそらく多くの人が時事通信の分析に共感を示すだろうが、「それだけじゃない」と思う人もいるだろう。特に立憲民主党は執行部に対する不満も参院選以降党内でくすぶっていて、まとまりのなさが度々指摘されている。また露骨に泉代表批判をする議員もいて、泉代表の発信に対して難色を示す発言も多く見受けられる。記事内では日本維新の会の馬場伸幸代表が「立憲民主党によくある大ブーメラン」と述べたことを紹介しているが、ネット上でも「伝統芸」といわれるほどブーメランが目立つ。こういった総合的な理由も大きく影響していると思う。支持率がいつまでたっても上がらないのがその表れだ。そこに危機感を持たなければ党の前進はないだろう。
共産党についてはまさに記事の通りだ。深刻なのは支持者の高齢化で、若者の支持が広がっていない。これは深刻な問題でやがてはなくなってしまう前兆だ。党首公選制を提言したのも何か変化しなくてじゃいけないと、危機感から勇気をもって提言されたものだが、異論は許さないと除名されては支持者も呆れるだろう。
両党共通していることは、防衛力強化や憲法改正など、世論調査の結果の逆を主張している。こういった政策面の影響は大きいはずだ。
連休明けに立憲民主党は検証するようだが、どのように総括するのだろう。