共産・志位氏「「抑止力による平和」は幻想です。「対話による平和」こそが現実的なのです」⇒ネット「対話も抑止力も大事」
日本共産党の志位和夫委員長のこのツイートが大炎上。
「対話による平和」を嘲笑する人たちに言いたい。
あなたは対話による解決のために知恵を絞っていますか? そのための行動をしていますか?
その努力抜きに軍事をもてあそぶことこそ、戦争を呼び寄せるのです。 https://t.co/5xrSl92sT5— 志位和夫 (@shiikazuo) May 6, 2023
このツイートのリプ欄には次のようなコメントが殺到していた。
対話だけでロシアから北方領土を、韓国から竹島を取り戻してきたらその説を認めてやるよ。
「対話による平和」という考え方は大切だし、否定するつもりは全くない。ただ、抑止力なしでそれが通用するのは同じ価値観を共有できる国に対してのみだ。そもそも価値観が共有できればおかしな軋轢など生じないのだが。
志位氏は抑止力を否定しているが、日米安全保障条約や他にも「日英部隊間協力円滑化協定」「日豪円滑化協定」など、各国との安全保障上の連携は抑止力だ。北大西洋条約機構(NATO)もロシアなどに対する抑止力だ。ただ、これまでは日本は守られるだけの立場で、一方的に友好国の軍事力に依存するだけではいざ有事に際しては、本気で守ってもらえるかどうかわからない。だから日本も自分の国は自分で守れる能力を保有すべきという考えに至った。また近年では日本の安全保障環境が危うくなってきているので抑止力の保有はやむなしとなったのだ。
中国などの覇権国家に対して抑止力なしで対話しても見下されるだけだ。各国との安全保障上の連携や防衛力強化をしてこそ対等なテーブルが設けられる。
また、志位氏は抑止力が脅威を与えると言っているが、日本が行っている抑止力強化は「防衛力強化」だ。戦争を仕掛ける力を蓄えるのであれば相手国に脅威を与えることになるが、国防強化がなぜ相手国に脅威を与えるのだろうか?相手国が戦争を仕掛けてこなければ脅威にはならないはずだ。日本の政治家がなぜこの考えに至らないのか不思議でならない。