PAC3をめぐり、与那国町長が沖縄県に大注文!!危機意識の違いが大鮮明に!!
北朝鮮が軍事偵察衛星を発射することを公にして以降、我国では不測の事態に備える動きが急ピッチで進んでいる。
浜田防衛相が破壊措置準備命令を出し、沖縄県内にPAC3が展開されることになった。
このPAC3の展開で一大悶着があったのだ!!
配備される与那国町の町長が沖縄県に注文をつける展開になっているのだ。しかも、だ。配備するなと言っているのではない。早急に展開できるよう許可を出してほしいと注文したのだ。
危機意識が高い基礎自治体と危機意識が薄い沖縄県。どちらが住民の安全を守ろうとしているのか明白だ。
速やかな展開を求める基礎自治体!!
我国の安全保障の最前線になっている沖縄県。目下の脅威は中国だが、今度は北朝鮮の軍事偵察衛星の発射という問題に直面している。
この北朝鮮の衛星発射について、万が一の我国の領域に落下する事態に備え、浜田防衛相が破壊措置準備命令を出している。
その命令に基づいて、自衛隊がPAC3を沖縄県内に展開している。
しかし、だ。この展開に際して、異例の事態が起こっていたのだ。基礎自治体が「早くしろ」と沖縄県に注文をつけていたのだ。
与那国町の糸数健一町長は25日、町役場で報道各社の取材に応じ、PAC3を「撤収しないでほしい」と述べ、常駐を望む考えを示した。県に対しては港湾や空港の「使用許可を速やかに出してほしい」と注文を付けた。
糸数町長はPAC3配備に関して、石垣市の中山義隆市長が「受け入れる」と明言し配備に前向きな姿勢を示したことに「当然だ」とし、自身も肯定的な立場であることを示した。
(出典 航空自衛隊)
沖縄県に注文をつけたうえで、「できればそのまま撤収しないでこの島に置いてほしい。」と常駐することを希望しているのだ。
危機意識が高い基礎自治体とは裏腹に悠長な姿勢を崩さなかったのが沖縄県だ。与那国町の町長が注文をつけたのは次のように配備が進まないことがあったからだ。
配備が急ピッチで進められるなか、自衛隊が手配した船が接岸する岸壁が確保できずに輸送計画に変更が生じた
(中略)
▽玉城知事
「規則に則って的確に運用できるようなものであれば許可をすることも当然。意図して遅れや抵抗したものではないということははっきり申し上げておきたい」
(出典 沖縄県)
意図的に遅らせてないのは誰もがわかっている。仮に意図的に遅らせ、抵抗しているとなれば大問題だ。
沖縄県知事は、「規則に沿って」と語っているが、落下する可能性が否定できない北朝鮮の軍事偵察衛星の発射でも「平時」の対応なのは驚きだ。
何があっても「平時」の対応をするつもりなのか。
住民の安全を守るために、悠長に「規則に沿って」ではなく、非常時の対応をするべきではなかったのか。
少なくとも、県民を守る危機意識は沖縄県よりも基礎自治体の方が高いことは間違いない。