泉代表も「政権交代が起きないのは日本くらい…」「野党を応援してほしい」⇒ネット「応援したくても今のままじゃ…」「応援に値する政党になってください」
先日、立憲民主党の小沢一郎衆議院議員が「権力というのは必ず驕り、腐るもの。自民党政権がこれだけ長く続けば、ろくなことにならない。普通の民主主義国家では政権交代は当たり前。この点、地域・業界利権が公的政党化している日本は非常に珍しいなどと感嘆だけしていると、ますますこの国は駄目になる。自民党政権が壊れないと日本が壊れる」とツイートして炎上していたことを紹介したが、泉健太代表も4日、徳島での街頭演説で同じことを訴えていた。
泉健太「与党と野党の力の差はとても大きい。政権交代が起きないのは日本くらい。世界各国、先進国はどこでも当たり前。対抗政党が強いかどうかというのはとても大事。だから、野党を応援してほしい。対抗勢力を応援することで、競い合いのある緊張感のある政治ができる。」(2.4徳島) pic.twitter.com/n0Sc87yXO7
— 立憲民主党 (@CDP2017) February 6, 2023
上記、立憲民主党のツイートには「あなた達に実力が無いだけです」「自分らの弱さを国民へ転化するとは」「国会でスキャンダル追求やお土産がどうの…って、モリカケ桜もそうだけど、そりゃ支持なんかされないわな」「応援したくても今のままじゃ…」「昔応援した人達ほど失敗したと悔やんでいそうです」「応援に値する政党になってください。話はそれからです」といった辛辣なコメントが投稿されていた。
小沢氏の時も指摘したが、日本で政権交代が起きにくいということは、野党について多くの有権者が「政権を任せるに値しない」と判断しているからだ。コメントの「自分らの弱さを国民へ転化するとは」という指摘はまさにその通り。政権交代が実現しないことについて、国民の応援が少ないことを理由にするとは言語道断だ。「応援に値する政党になってください。話はそれからです」というコメントもあるが、まさにその通り。なにより、政権交代を実現させるには、「私たちには政権担当能力がある」と勝手に主張するのではなく、政権担当能力があることを国民に認めさせなければならない。「野党を応援してください」と訴える前に、応援される野党になることだ。そうすれば必然と応援はついてくるはずだ。
私個人もそうだが、多くの有権者の方々も、自民党1強が是とは思っていないはずだ。政権を担当する政党と、政権担当能力を備えつつまともに国会で論争しあえる野党第一党の存在は重要だと考えている人も多いはず。だが、現在の野党第一党の立憲民主党はどうだろうか。泉代表がこのような恥ずかしい主張を訴えているようではまだまだそのレベルにはないと考える。